GPシリーズ通算10勝目が懸かる宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が2位発進した。
100・20点を記録。105.51点の鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)と5.31点差につけ「優真くんが105点出ている。皆さんは『あぁ残念』となると思いますが」と前置きしつつ「僕は、このショートプログラムに満足しています。まずは練習通りにできた。いい演技だったと思います」と振り返った。
冒頭の4回転フリップを降りると、4回転-3回転の連続トーループは回転不足で着氷。トリプルアクセル(3回転半)までまとめ、演技後は落ち着いた表情でリンクを引き揚げた。
今月中旬のGPシリーズ第4戦中国杯は2位。前日23日の記者会見では、6度目のファイナル(12月7~10日、中国・北京)出場が懸かる一戦へ「コレオ(シークエンス)だったり、ジャンプは練習してきました。グランプリ10勝目は特に思い入れはないんですけど、期待していただけるのなら全力を尽くしたい」と見据えていた。
今季は「自己満足」をテーマに掲げ、表現力の向上に努めてきた。中国杯では1位のアダム・シャオイムファ(フランス)と18.40点差の2位となったが「自分で自分に対する演技内容としては本当に素晴らしいものだった。ここ数年間、これだけジャンプ以外のところに気持ちを入れて、演技することがなかなかなかった」とプログラムに手応えを示していた。
フリーは25日に行われる。突き詰めたい表現は「結構『皆さんに見せたい』と思える練習を積めてきている」と明かし「自分も終わった後に『満足できた』と言える試合にしたい」と意気込んだ。
◆男子のファイナル進出条件 宇野は2位以内もしくは合計249・15点以上で3位に入った場合は自力での進出が決定。3位で同得点を下回ったり、4位となった場合は他の選手の成績次第となる。


