昨年のVリーグ準優勝の東レ・アローズが、あわやの大苦戦を強いられた。

青学大の粘り強い守備に翻弄(ほんろう)された。22-25、25-20、20-25、25-22と、セットカウントを分け合って迎えた最終第5セット。ジュースの激戦の末に22-20で取り切ったが、日本代表セッターの関菜々巳(24)は「優勝を狙うチームとしては足りない。これが私たちの現状。ここからどう変えていくか」と、涙ながらに危機感をあらわにした。

今季は、昨季Vリーグで日本人最多得点記録を更新した日本代表アウトサイドヒッターの石川真佑が、イタリアリーグ挑戦のため退団。さらに、5季にわたりエースとしてチームを支えてきたヤナ・クランも現役を引退。戦力は厳しくなったが「ポテンシャルはある」と言い切る。若い攻撃陣については「全然通用するし、もっと決まると思うので、そこを引き出せるようにしてあげたい」と、司令塔としての覚悟をにじませた。

準々決勝・日立Astemoリヴァーレ戦へ、落ち込んでいる暇はない。【勝部晃多】