JTが“無敗対決”を制した。

今季Vリーグ1部(V1)で開幕から無傷の11連勝で首位をひた走るJTと、同2部(V2)で7戦無敗の姫路が準々決勝で対決。4セット中3セットがジュースにもつれ込む激戦となったが、JTの粘りが上回った。今季初対戦の難敵を3-1(26-24、26-28、25-19、29-27)で退け、16日に東京体育館で行われる準決勝へ駒を決めた。

日本代表アウトサイドヒッター(OH)で今年のW杯バレーでも主軸として活躍したJTの林琴奈(24)が、攻守にわたる活躍でチームをけん引。得意のアタックやサーブレシーブだけでなく、第4セット20-18の勝負どころでブロックを決めて盛り立てた。「タフな試合になることは想定していたので、最後まで我慢して勝ち切れたことは良かった」と、安堵(あんど)感をにじませた。

チームは全日本選手権の舞台でも、今季無敗を継続。代表OHの田中やドルーズら強力のメンバーがそろうが、強みはそれだけではない。林は、その秘訣(ひけつ)を「みんなの勝ちへの気持ちがすごい。どんな選手でもハードワークと粘り強さをすごく大切にしている」と、1球への執念にあると説いた。

準決勝は、ともに代表OHとして切磋琢磨(せっさたくま)する古賀紗理那を擁するNECと対戦。「チームバレーをしてくる。そこへの対策と、自分たちのバレーの精度をこの1週間でしっかりあげられるように」と力を込めた。昨年の覇者を撃破し、3年ぶりの頂点を目指す。【勝部晃多】