2季連続の世界選手権代表を狙う山本草太(中京大)は94・58点の高得点をマークした。冒頭から余力を感じさせる4回転トーループ-3回転トーループ、4回転サルコーとそろえて、後半も勢いよくトリプルアクセル(3回転半)を降りた。
今季はGPシリーズのスケートカナダでGPシリーズ初優勝も、第4戦の中国杯で4位。22年大会では銀メダルを手にしたGPファイナルの出場に届かなかった。
「今日まですごく苦しい日々だったかな。いい練習がすごく詰めてる日もあれば、すごく苦しい日々もあり、すごく難しい日々にはなったんですけど、本当にこれまで苦しい思いをして、それでも投げ出さずに頑張ってきてよかったなって。今日、本当に最後、思い切っていけたので、そこは頑張ってきてよかったなって思います」。
演技しながら苦しい時間を乗り越えた先に、観客と一体になっての楽しさを感じられたという。
繰り返した。「中国杯ですごく悔しい結果、悔しい演技になってしまって、そこから立て直すのにも少し時間がかかりました。すごく前向きに頑張ってはいたんですけど、調子が右肩上がりに上がっていくわけでもなく、本当に山あり谷ありで」。思い返して、力強く続けた。
「下に行ったからこそ、光が見えた時のありがたみだったりとか、そういったものにすごく気づくこと改めて気づくことができました」。得点が表示されると、その苦難を近くで見守ってきた山田満知子コーチも渾身(こんしん)のガッツポーズで祝福してくれた。「フリーもこうやってみんなで笑顔で終われるようにまた頑張っていけたらな」と23日のフリーへ期した。


