学法福島が名護(沖縄)に14-46で敗れ、初戦で敗退。得点源のWTB渡辺大和(3年)が2トライの活躍。NO8高宮康平主将(3年)を中心に3大会ぶり3度目の出場で念願の初勝利を狙ったが、チームの武器であるドライビングモールや堅守が発揮できず、悔し涙をのんだ。2大会ぶり出場の山形中央は、光泉カトリック(滋賀)に10-88と大敗。目標の初戦突破はならなかった。
前半5分、PGで先制されると、キック戦を名護が制し、0-27。だが同32分、ようやくチームの武器が光った。得意のドライビングモールから一気にゴール前へと押し込み、最後は渡辺大が反撃のトライ。ゴールも決まり、7-27で前半を折り返した。ハーフタイムでは「(モールでは)初めから動かず、まずは固まろう」とモールの強度向上を確認。さらに「後半は0-0のリスタートだと思って、まずは先制トライを取りにいこう」と気合を入れ直した。
気持ちも新たにスタートを切った後半9分、またも渡辺大が躍動した。ハーフライン付近でボールをインターセプトし、そのまま一気に走り抜けトライ。13点差まで詰め寄ったが、この試合4トライを挙げた高校日本代表候補の名護FB宮里快一(3年)を中心とした攻撃に堅守が機能しなかった。高宮主将は「強みである守備を前に出して粘ったが、当たりが弱く、相手の方が上だった」と悔しげな表情を浮かべた。
花園初勝利を後輩に託す。高宮主将は「花園1勝は変わらず(後輩らが)引き継いでくれると思う。来年もこの舞台に立ってプレーができるように、3年生がいる限りは全力でサポートをしていきたい」と念願の初勝利を託した。さらに、「『伝統であるモールを全員が必死にやり、次につなげられた』と自信を持って言える」と伝統を守り抜き、次世代に引き継いだ。3年生の闘志を目に焼きつけた後輩が再び花園の舞台に戻り、新たな歴史をつくる。
山形中央 後半12分に意地の1トライ。ゴールラインまで残り5メートル。右ラインアウトから、モールを作ってすぐさま右へ展開。フッカー村上叶一(3年)から右プロップ山田隆太郎(3年)へとつなぎ、最後は山田がぶちかました。「最初から決めていた、練習を重ねていたプレー。ここで取れなきゃ自分たちのやってきたことの意味が薄まる」。花園に向けた遠征中に相手を分析し、「こういうプレーをした方がトライが取れるんじゃないか」と作り上げたサインプレーをしっかりと成功させた。「絶対タッチラインに出されずに、意地でもトライしてやろうという気持ちで飛び込みました」と山田。登録メンバー17人中、3年生は3人。チームを引っ張ってきた3年生が最後の最後で意地を見せた。
試合後、3年生から下級生に向けて「頼むよ、来年」と声がかかった。山田は「やりたいことが全部やれたわけじゃなくて、悔しいところもあった。でも、何個かできたところもあった」と振り返り、続けて「来年の1、2年生はもっと強くなる。やりたいことをちゃんとできるチームになっていってほしい」と、後輩の成長に期待した。


