卓球の全日本選手権は26日、東京体育館で男女シングルスの4~6回戦が行われる。

注目はパリ五輪(オリンピック)シングルス代表選考レースの行方。約2年間に及ぶ争いは今大会が最終戦となっており、選考ポイント上位2人が「シングルスおよび団体戦代表候補予定選手」に選出される。

女子は早田ひな(日本生命)が790・5点でトップを独走。486点で2番手の平野美宇(木下グループ)、451・5点で3番手の伊藤美誠(スターツ)が、2枠目を懸けてデッドヒートを繰り広げている。

早ければ五輪開幕まで半年の節目となる26日に、いきなり決着がつく。

同い年の平野を34・5点差で追う伊藤は、3連勝(8強入り=50点以上)が最低条件。平野が4回戦敗退(0点)または5回戦敗退(32強=10点)となり、伊藤が3連勝した場合、26日中に伊藤に軍配が上がる。

◆平野美宇(25日の女子ダブルス終了後に記者会見)※4回戦は面手凜(岡山・山陽学園高)と対戦

「(シングルス代表争いで)1人は落ちて、1人はいけることになる。どちらにしても23歳という年で、かなりここまで伊藤選手も結果を出してきている。そんな選手と戦えることを誇りに思って、その上でどちらが勝っても負けても、誇らしいのは変わりない。その気持ちを忘れずに、1回ずつ戦っていきたい。『自分の人生は自分で決める』という気持ちで戦うことが、大事かなと思います」

◆伊藤美誠(24日の練習後に記者会見)※4回戦は野村萌(デンソー)と対戦

「今は一番調子がいい。『(23年12月の体調不良から)自分がよくここまで合わせられたな』と思いました。あまり他の選手のことは考えていない。優勝して、決勝が平野選手だったら(五輪争いの軍配は)平野選手。自分の中では誰が相手でも、優勝するのが目標です」

◆パリ五輪への道 最大3人が出場。日本は2月の世界選手権団体戦(釜山)8強で団体出場権(3枠=シングルス2枠含む)を得る。国内のシングルス代表選考レースは、今回の全日本選手権で終了。上位2人が「シングルスおよび団体戦代表候補予定選手」、残る1人の「団体戦代表候補予定選手」はシングルスで選出の2人とダブルスが組め、団体戦で活躍が期待できる選手となる。全日本は優勝=120点、準優勝=100点、4強=80点、8強=50点、16強(6回戦敗退)=20点、32強(5回戦敗退)=10点に設定されている。

◆パリ五輪選考ポイント上位(23年12月25日時点)

〈1〉早田ひな(日本生命)790・5点

〈2〉平野美宇(木下グループ)486点

〈3〉伊藤美誠(スターツ)451・5点

〈4〉木原美悠(木下グループ)354点

〈5〉張本美和(木下アカデミー)330・5点