県高校総体バレーボールの男女決勝が、26日に静岡市・このはなアリーナで行われる。女子は、三島南が大会5連覇中の富士見に挑む。2位だった昨年の悔しさを糧に、悲願の初優勝を目指す。男子は、1月の新人戦を制した静清と浜松修学舎の顔合わせ。優勝校は全国総体(7月26日開幕、大分)、3位までが東海総体(6月22日開幕、岐阜)の出場権を得る。

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三島南が“シルバーコレクター”を返上する。現在、県3大大会(新人戦、総体、選手権)で5大会連続準優勝。いずれも女王富士見の前に涙をのんできた。1年生の時から、決勝で敗れて肩を落とす先輩たちの姿を見てきた主将のアウトサイドヒッター甘糟(あまかす)蘭(3年)は「今度こそ。目標である初の全国大会出場を果たしたい」と決意を示した。

今年1月の県新人決勝でも、宿敵の高い壁に阻まれた。独特の雰囲気にのまれて第1セット(S)を落とすと、続く第2Sは序盤こそ接戦を演じるも、サービスエースで7点、ブロックで5点を献上。ストレート負けを喫した。甘糟主将は「敗戦から課題が見えた。みんなで拾ってつなぐ粘りのバレーを意識して、練習に取り組んできた」とリベンジに燃えている。

準備は万全だ。県大会前の5月のゴールデンウイークに、地域の社会人クラブチームの協力を得て、練習試合を実施。ボールを落とさない粘り強い守備や、強烈なサーブを体感した。高速クイックを武器とするミドルブロッカー稲葉千佳(3年)は「社会人男子の高さと速さはすごかった。新しい感覚もつかめて、すごく良い練習になった」と感謝。真剣勝負の4日間で行った計25セット中、奪ったのは1セットだったが「自信になった。(26日の)決勝の舞台でも最高のプレーを見せたい」と力を込めた。

今大会は、ここまでの4試合で1セットも失わずに決勝まで勝ち上がってきた。就任11年目の勝間田知巳監督(51)は「プレーにつながりが出てきた。成長している」と評価。堅実に組織で戦うスタイルが浸透しており「いつも通り、自然体で戦ってほしい」と期待を込めた。富士見の県総体6連覇阻止へ-。甘糟主将は「決勝で新しい景色を見てみたい」とチームの思いを代弁した。【山口昌久】

○…甘糟主将の妹、羚(れい、2年)はセッターとしてコンビバレーをけん引する。小学3年から一緒にバレーを始め、姉の背中を追って三島南に入学。「一緒に戦えるのも今年が最後。何とか結果を残して全国大会に行きたい」と力を込めた。2年生5人が主力を担う若いチームで、多彩な攻撃を組み立てる司令塔は「リラックスして戦うだけ」と平常心を強調した。