男子ミドル級決勝で、西沢真(新潟工1年)が萱森爽馬(開志学園3年)に判定勝ちして初優勝した。
「練習してきて結果が出せた。3年生に勝ててうれしい」。そう言って笑った西沢の顔には傷ひとつなかった。4月の春季地区大会ミドル級優勝者の萱森に5-0の判定で圧勝。初回からワンツーがヒットした。接近戦ではショートアッパーでボディを攻める。初回こそ「パンチをもらった」とあごが上がるシーンがあったが、2回以降は適切な距離からクリーンヒットを連発させた。
「一生懸命やる子。うれしいですね」。新潟工の藤木弘胤(ひろつぐ)監督(55)も笑顔だ。3年連続でインターハイ王者を出している強豪・開志学園の3年生に1年生が快勝。もっとも、西沢の実力は関係者に周知されている。白根北中3年だった昨年のUJ東日本王座決定戦で2位。根岸小3年から空手、5年から五泉ジムでボクシングを始めた。キャリアはある。
五泉ジムの同世代には開志学園に進学した選手も多い。その中で新潟工に進んだ。「練習する仲間が増えて、先輩も声をかけてくれる。モチベーションが上がった」と伸び伸びと取り組んできた。「目標はインターハイに出て勝ち進むこと」。そのために次ぎは北信越予選(14~16日、富山)突破を狙う。【斎藤慎一郎】


