22年北京オリンピック(五輪)団体銀メダルの樋口新葉(23=ノエビア)は、62・06点で3位発進となった。

ダブルアクセル(2回転半)、ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを着氷。3本目の3回転フリップも、バランスを崩しながらもこらえた。直前の6分間練習ではジャンプミスが頻発。「いつもと感覚が違うなと思いながら進めていた」と不安も抱えながら臨んだプログラムだったが、「まあまあいいジャンプはできたかな」と及第点を与えた。

長期休養から復帰し2年目のシーズン。グランプリ(GP)シリーズ・フランス杯5位などを記録した昨季からの飛躍を誓う。「全日本に向けて、しっかり自信を持って滑れるようにしたい」と目指す先は明確だ。昨季は自身の中にも集中し切れていない印象があったが、今季は違う。「全日本へ向けて1つ1つ積み重ねていくイメージがあるので、そこは成長できている点」と、うなずいた。

今月8日にはパリ五輪期間中に、延期されていた北京五輪団体のメダル授与式に出席し銀メダルを手にした。それでも「今季に集中」と勲章は早々にしまい込み、過去は振り返らない。23歳は、着実に復活の歩みを重ねていく。【勝部晃多】