カーリング女子日本代表の「フォルティウス」が、26年ミラノ・コルティナ五輪への道を切り開く。15日に韓国・議政府で開幕する世界選手権に出場。上位進出し、日本女子として8大会連続の五輪出場枠確保を目指す。

4年ぶりに「五輪切符」へ挑む。22年北京五輪出場権をかけた21年大会は北海道銀行として出場。11位に沈み、枠獲得を逃した。その後の代表決定戦でロコ・ソラーレに敗戦。ライバルが五輪で銀メダルを獲得する姿をながめていた。当時を知る3人は、より強い思いを抱く。スキップ吉村は「4年前の悔しい敗戦からここまで来た。自分たちで代表をつかみ取りたい気持ちはすごく強い」。リード近江谷は「4年前より成長できている」と自信を見せ、サード小野寺も「目の前に集中すれば五輪にたどり着ける」と見据えた。

強い味方もついている。吉村は23年12月に第1子を出産し、母として大会に戻ってきた。今回は五輪3大会出場した元祖「カーママ」の小笠原、船山両コーチも同行。国際経験豊富な2人からサポートを受けられる。今大会は7カ国が枠を獲得できるが、日本は4位前後の好成績が求められる。15日の初戦は韓国と対戦。いきなり世界ランク3位の強敵と当たるが、勝てば勢いに乗れる。今度こそ自らの手で切符を手中に収める。

◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 国別出場枠は10。24、25年世界選手権の順位に応じたポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)が枠を獲得。過去に同方式で7番目に枠をつかんだ国は14年ソチ大会が9点、18年平昌大会が12点。24年はSC軽井沢クが11位(3点)のため、フォルティウスが今大会4位(11点)以上に入れば枠獲得の可能性が高まる。枠獲得を逃した場合、12月の五輪世界最終予選で残りの2枠を争う。今大会の結果にかかわらず9月に代表候補決定戦(北海道・稚内)が行われ、25年日本選手権を制したフォルティウス、昨年王者のSC軽井沢ク、世界ランク最上位のロコ・ソラーレの3チームが争う。

◆大会方式 13チームが出場し、総当たりの予選リーグを行う。上位6チームが決勝トーナメントへ進出。1、2位は準決勝へ直行し、3~6位はプレーオフを行う。3位対6位の勝者は2位、4位対5位の勝者は1位との準決勝に進む。