自動車のF1シリーズ第3戦、日本グランプリ(GP)が4日、三重・鈴鹿サーキットで開幕した。緊急昇格してレッドブル初陣を迎えた角田裕毅(24)はフリー走行1回目(FP1)で6位と鮮烈デビュー。ドライバー部門で総合4連覇中の同僚マックス・フェルスタッペン(27=オランダ)と、わずか0秒107差で次ぐ順位を記録した。レーシングブルズから強豪へ移籍後、母国での注目のデビュー走行で存在感を示した。2回目は18位だった。

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国内外のファンに、デビュー戦から認めさせた。レッドブルの正ドライバーとなって日本に凱旋(がいせん)した角田が、いきなり6位。V4王者で新チームメートのフェルスタッペンに、わずか0秒107差と肉薄。シミュレーター2回でぶっつけ本番となった、扱いづらいとされるマシンを早々に操って驚かせた。

公式練習に当たる午前のFP1で25周し、全体6番手の1分29秒172をマークした。午後のFP2は一転、壮絶な展開。アルピーヌのドゥーハン(オーストラリア)がクラッシュし、マシンからの飛び火が芝生に燃え移るアクシデントもあって1時間のうち4回も中断した。FP1の半分以下の12周しか走れず、最速は1分30秒635の18位と不完全燃焼に終わったが「全体的にまずまずだった。車に自信を持てることはうれしい」とコメントした。

弟チームのレーシングブルズ所属だった角田は先月27日、開幕から不振を極めたローソン(ニュージーランド)との交代で、開幕3戦目を前に電撃昇格した。同31日のイベントでは「日本GPで、いきなり走るシチュエーション。現実味がなくて、これは面白くなるな」と武者震い。「鈴鹿で表彰台に乗りたい」と宣言していた。言葉通り、FP1で一時2位に浮上するなどサプライズを起こした。

5日はFP3と予選が行われる。開幕オーストラリアGPを制したノリス(英国)が1回目、第2戦の中国GPで優勝したピアストリ(オーストラリア)が2回目トップ。マクラーレン勢が快走する中、角田は新車の操縦技術を習得しながら、上位をうかがう。

【スライドショー】F1日本GPが開幕 レッドブル昇格の角田裕毅は入念にマシンチェック