ショートプログラム(SP)首位発進の三浦佳生(20=オリエンタルバイオ/明治大)が、フリーもトップの143・58点を記録し、合計217・60点で優勝した。
名作ミュージカル「オペラ座の怪人」のメドレーに合わせ、持ち味とする力強い動きで魅了。冒頭の4回転ループは両足着氷ながらしっかりと締め切り、続く4回転サルコーも降りた。演技後半はジャンプの回転が抜けるミスが重なるなど失速気味だったものの、今季初戦だった今月上旬のサマーカップ(滋賀)から修正も見られ、「スタミナが増えていないなと思ったけど、サマーカップよりもジャンプが入ってよかった」と前向きに話した。この日の4回転は2本だったが、今後は「慣れさせていって他のジャンプも頑張りたい」と、ループ、サルコー、トーループの3種4本で勝負する構えを示した。
“積極的休養”で、完全復活を目指す。昨季は左太もも痛に苦しめられ、思うようなシーズンを過ごすことはできなかった。今季から陸上でのサーキットトレーニングを取り入れ、氷上では曲をかけた通し練習を増やして体力強化に臨んできた一方、週1~2日の完全オフを取り入れた。「戦略的な休養。何もスケートに関与しない日っていうのを作っています」。ケガの再発防止と、めりはりを付けて効率よく練習する狙いがある。初めての試みだが、「周りを気にせず、自分の芯を持ってやっていきたい」と力を込めた。
国際大会初戦は、2週間後に控えるチャレンジャーシリーズ(CS)の木下グループ杯。26年ミラノ・コルティナ五輪に向けたシーズンがいよいよ本格化する。「大事な試合が続いていく。ここまでの調整の期間をいい追い風にして練習していきたい」と、引き締めていた。【勝部晃多】


