GT500クラスは予選2位の36号車au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が逆転で開幕3連勝を飾り、史上最多記録を更新する4連覇へ好発進した。
2位はポールポジションの38号車Keeper CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)、3位は12号車TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)だった。
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王者の貫禄だった。予選こそ2位だったが、終わってみれば優勝。マシンを下りた坪井と出迎えた山下はガッチリ握手したが、歓喜のハグはなし。開幕戦の連勝を3に伸ばした。
初めてスタートドライバーを務めた山下がしっかり2位をキープ。坪井に乗り替わって間もない37周目、トップの38号車をとらえた。コーナーを立ち上がると一気に抜き去った。「ロングが調子良いのは分かっていたので、何とか抜きたいなと思って仕留めることができたので良かった」。そこからは周回ごとにリードを広げた。「昨日の予選が悔しかった。ストレスがたまった。できるだけ離してやろうと思って、悔しさを晴らしました」。最後は2位に19秒以上の大差をつけた。
「あんまり速くなくて、ちょっと離されて悔いは残っている」と言う山下は、初めて優勝を見守った。勝手がわからずコース脇で右往左往する場面も。「坪井選手が素晴らしかったです。基本的にスタートの方が短くて楽なので、これからはスタートを常にやろうと思います」。持ち味のユニークなコメントで締めた。
昨年は史上初の3連覇を果たしたが、記録更新へ慢心はない。王者の車番「1」を返上し、初心に戻っていつもの「36」で走る。2月岡山、3月の富士での公式テストでは、ともにトップタイムをマーク。自信をもって臨んだ開幕戦で、最高のスタートダッシュを決めた。


