東京五輪個人総合金メダルの橋本大輝(24=日本生命・セントラルスポーツ)が、予選との合計170・114点で制した。08~17年に前人未到の10連覇を達成した内村航平さん以来史上2人目となる6連覇を成し遂げた。2位の24年パリ五輪3冠の岡慎之助(22=徳洲会)とは0・216点差だった。
接戦を制し、優勝の決め手となったのは、今季から導入された新ルールだった。
日本体操協会が定める国内内規では「個人総合の総Dスコアが32・0点以上の選手に対しては、個人総合得点に加点を与える」と記されている。
Dスコアとは、演技の難易度を示す。
橋本はこの日、6種目のDスコア合計33・1点。総合得点によって加点分が設定されており、ルールによって0・3点を獲得。岡の合計得点を上回った。加点がなければ、優勝を逃していた。
日本体操協会によると、難しい技への挑戦を促す狙いがある。失敗を恐れて難易度の低い演技をするのは、競技力向上につながらないという考えがあるため、今季の主要な国内大会で採用されている。
橋本は「加点をいただいて優勝している。できれば演技で優勝したかったところはあるけど、こういうのも作戦の1つとして今回戦っていたので」と話していた。【保坂果那】


