藤波朱理(22=レスター)の155連勝を止めた北朝鮮のソン・イルシムは、五輪女王も認める実力者だった。
準決勝で、24年パリ五輪(オリンピック)53キロ級で金メダルの藤波に10-0でフォール勝ちを収め、決勝進出を決めた。
世界レスリング連合(UWW)の公式プロフィルでは25歳で、25年の世界選手権57キロ級で銀メダルを獲得している。
クロアチア・ザグレブで行われた世界選手権では、準決勝でパリ五輪銅メダルの洪可新(中国)に12-2で勝利。決勝では、16年リオデジャネイロ五輪53キロ級決勝で吉田沙保里を破ったヘレン・マルーリス(米国)と対戦した。
ソンは2-1とリードしていたが、残り5秒で逆転を許し、2-3で惜敗。UWWが伝えた試合後のコメントで、マルーリスから「素晴らしい相手。手ごわいと分かっていた」と称賛されていた。
53キロ級から57キロ級に転向した藤波。28年ロサンゼルス五輪での個人連覇に向けて、ソンをどう攻略するかも今後の焦点となりそうだ。


