09年に引退したテニスの杉山愛さん(35)が、4大大会で活躍する選手を育てたいとして始めたキャンプ「Road

 to

 Grand

 Slam」が28日、都内で本格的に始動した。昨年12月に、18歳以下のジュニア16人を集め、選抜キャンプを実施。その中から選ばれた6人に、すでに今年の全豪オープン・ジュニアダブルス準優勝の実績がある選手ら4人を加えた10人で、この日、第1回の2泊3日のキャンプがスタートした。この日は、あいにくの雨だったが、室内での初練習では、杉山さんが自ら始動。約2時間の練習で、杉山さんは「4大大会に出場するにはテニスだけではダメ。人間的にも大人にならないと」とアドバイス。スポンサーを募集しながら、当面は杉山さんのポケットマネーで、年4~5回のキャンプを通じて、第2の杉山愛を育てていく。