3大会連続の初戦突破を目指した京産大(関西3位)が慶大(関東対抗戦3位)に屈した。

5-21とリードされた前半ロスタイム、WTB浜田将暉(4年)のトライとゴールで9点差。後半に入るとPGで3点を積み上げ、9分にはフランカー武田知大(4年)のトライで1点差に迫った。

だが、得点源のモールは入念な慶大の対策で封じられ、逆に相手モールを止められずに2つのトライを献上。大西健監督は「慶応は選手の意識が高く、ひたむきで、学生らしい素晴らしいチーム。モールで見事にやられた」と振り返った。

2年前は初戦で明大を26-22で下し、昨季も準々決勝で明大に21-27。着実に力を付ける中で、今度はまとまりで勝負を仕掛けてきた慶大の強さを知った。フランカーの上田克希主将(4年)は「ミスを重ねて自陣に入ってしまった。自分たちがしないといけないことを、相手にやらせてしまった」と敗因を分析した。