日本ラグビー協会は22日、都内で理事会を開き、9月20日開幕のW杯を控える15人制男子日本代表の強化委員長に、現強化副委員長の藤井雄一郎氏(50)が就任したと発表した。薫田強化委員長は同日付で退任。岩渕健輔専務理事は「今の代表チームがW杯でベストな成績を残すための判断」と説明した。

また、ワールドカップ(W杯)の報奨金も承認され、ベスト8で100万円、ベスト4で300万円、優勝は500万円が、選手、スタッフ約50人に支給される。同協会がW杯前に報奨金を設定するのは初めて。パシフィック・ネーションズ杯で5年ぶりの優勝を果たし、歴代最高に並ぶ世界ランキング9位に上昇したチームへの期待を示す形となった。