大相撲夏場所千秋楽(24日)の一番が無気力相撲だったとして、日本相撲協会から注意を受けた大関千代大海と関脇把瑠都が30日、そろって釈明した。問題となった一番は、かど番で7勝7敗の千代大海が把瑠都を一方的に押し倒した。

 両力士は同日、楯山親方(元関脇玉春日)の引退相撲に出席。左太もも裏を肉離れしている千代大海は「けがをしている中で、いい相撲だと見られなかったことは非常に残念。自分も把瑠都もけがを治せば、皆さんに誤解されないような相撲が取れると思う」と神妙な表情だった。

 夏場所初日に右足首を負傷していた把瑠都は「痛くて力が全く入らなかった。来場所はしっかり気合を入れて頑張るしかない」と話した。