力士暴行死事件を受けて2007年10月に発足した日本相撲協会の生活指導部特別委員会(旧再発防止検討委員会)は23日、東京・両国国技館で会合を開き、相撲協会の役員改選により一時的に解散した。今後は担当理事や親方、外部有識者委員のメンバーを入れ替えて継続し、新委員長には生活指導部長の陸奥新理事(元大関霧島)が就任する方向。

 会合に出席した外部有識者で漫画家のやくみつる委員は続投の意思を示し「解散したが、再組織化する。うみを出し切ったとはいえないが、相撲協会が世論を意識せざるを得ない状況にはなってきた」と話した。

 また元日体大学長の塔尾武夫委員は、日体大で不祥事が次々と発覚した責任を取って辞任した。