2月に引退した元横綱朝青龍関(30)の引退および断髪披露大相撲が3日、東京・両国国技館で開かれた。最後となった雲竜型の土俵入りを披露。1万人の観衆を見渡し「皆さんの声援が、現役を思い出させてくれた」などとあいさつ。断髪式には森喜朗元首相、モンゴルのバトボルド首相ら約380人が参加。最後は、師匠の高砂親方(元大関朝潮)の止めばさみによって、大銀杏(おおいちょう)に別れを告げた。

 朝青龍関は土俵を下りると、土俵にキスし、ガッツポーズで花道を引き揚げた。整髪しながら「生まれ変わったら、大和魂の入った日本人横綱になりたい」と話した。