大相撲に5つある「一門」のどこにも所属していない高田川部屋が、二所ノ関一門に加わることが14日、関係者の話で分かった。17日に開かれる二所ノ関一門会で正式に決定する見込み。高田川部屋は先代高田川親方(元大関前の山)が98年の相撲協会理事選挙で一門の意向を無視して立候補したことにより、高砂一門から破門。しかし09年に部屋を継承した現高田川親方(元関脇安芸乃島)が現役時代は二所ノ関一門の二子山部屋所属だったため、一門内から復帰を求める意見が出ていた。高田川親方は「受け入れていただけるならの話で、現時点では自分から何も言えない」と話した。二所ノ関一門では、昨年の理事選挙への立候補をめぐり、貴乃花親方(元横綱)や支持派の阿武松親方(元関脇益荒雄)、間垣親方(元横綱2代目若乃花)らが一斉に離脱する事態が起きていた。