元十両柳川(37=三保ケ関)が12日、両国国技館大広間で断髪式を行い、足掛け16年の力士生活に別れを告げた。日大時代に学生横綱となり、96年初場所幕下付出で初土俵を踏み、98年春に新十両昇進。在位14場所もケガや病気で低迷し、幕下だった初場所限りで引退した。約60人が大銀杏(おおいちょう)にはさみを入れ、三保ケ関親方(元大関増位山)が止めばさみを入れた。柳川は「途中涙が出たが、やり切った感はある。これからを頑張ろうと思う」と、3月1日から都内で会社員として再出発する。