ジャカルタ巡業のためインドネシア滞在中の大関鶴竜(28=井筒)と栃煌山(26=春日野)が23日、同国民の約8割が信仰するイスラム教を体感した。東南アジア最大で約10万人収容のイスラム教寺院「イスティカルモスク」を訪問。老若男女が1日5回の礼拝を行う様子を見学した。

 インドの僧侶の名前「アナンダ」を本名とする鶴竜は「会場、建物の大きさに圧倒されました。モンゴルでもお寺で祈ったりはするけれど、こういう宗教もあるんだなと勉強になった。1日5回は大変だなと思う」。栃煌山も「初めての経験ができた。去年行ったタイともまた違う雰囲気」と異文化に触れた。

 今日24日から2日間、5年ぶりの海外巡業を開催。トーナメント戦だけでなく、インドネシアの子どもたちとの稽古なども予定されている。(ジャカルタ=鎌田直秀)