大相撲出羽海部屋の後継者に、部屋付きの高崎親方(45=元前頭小城ノ花)が指名されたことが9日、分かった。関係者が「何人か候補者はいたが、高崎親方に決まった」と明かした。日本相撲協会理事で教習所長も務める出羽海親方(64=元関脇鷲羽山)が来年4月2日に定年を迎えることから、親方としての経験や人柄が考慮され、高崎親方が年寄名跡「出羽海」を名乗る。
出羽海部屋は、現存する部屋では最多の横綱9人を育てた角界随一の名門。過去3人が理事長に就任している。1800年前後に出羽ノ海運右衛門が創設し、一時閉鎖も第19代横綱常陸山が再興。1917年1月から1921年5月場所まで、10場所連続で所属力士が幕内優勝。1931年には番付の西方を同部屋力士で占めたこともあった。
1898年5月に常陸山の十両昇進以降、普天王(現稲川親方)が2010年名古屋場所で幕下陥落までの112年間、関取在位が継続していた。現在は幕下6人を含む、力士21人が在籍。高崎親方には名門復権の期待がかかる。
◆高崎昭和(たかさき・あきかず)本名・小岩井昭和。1967年(昭42)11月18日、千葉県市川市出身。83年名古屋場所初土俵で最高位は東前頭2枚目。通算540勝491敗39休。日本相撲協会での現役職は審判部・指導普及部。父は元関脇小城ノ花、弟は元小結小城錦(現中立親方)。


