日本女子のエース福原愛(20=ANA)は、中国オープン(6月3日開幕)で公式戦初結成となる石川佳純(16=ミキハウスJSC)との新コンビを心待ちにしていた。スタンドから男女シングルス決勝を観戦後、「石川さんとは昔から、いつか絶対に組むと思っていた。どんどん力をつけているので、若いパワーをもらって一緒に頑張りたい」と、力を込めた。

 石川とのコンビ結成は過去、小学生相手のエキシビションマッチでのみと思われていたが、「(4月の)代表合宿で2人で組んで4試合ぐらい勝ち、優勝した」と明かした。今大会は右利き同士の平野とのペアで、ダブルス8強入りを果たした一方、左の石川と組むことで「メリットも多い」と期待する。新ペアはロンドン五輪に向けた1つのオプションだが「エースは1人じゃなくてもいい。トランプでも4枚ある。私はエースにもジョーカーにもなれるような存在になりたい」と話していた。