早大・斎藤佑樹投手(2年=早実)が、野球の五輪種目復活に一役買うことになった。日本学生野球協会の理事会が18日、都内で行われ、各大学野球連盟の公式戦で五輪復活をPRするロゴ入りステッカーをヘルメットに張る方向性が決まった。全日本大学野球連盟・内藤雅之事務局長(46)は「早くても全日本大学野球選手権(6月10日開幕)から。正式に決まれば6大学は秋のリーグ戦からになる」と見通しを語った。

 注目度の高い斎藤がPRすれば、効果も期待できる。五輪種目復活を目指す16年に斎藤は28歳になり、日本代表の中心選手になっている可能性も高い。日ごろから国際大会に強い関心を示しており、五輪も大きな目標の1つになりそうだ。ロゴマークのデザインは25日に決定し、プロ側とも協力して復活運動を展開していく方針。斎藤の次戦は26日からの法大戦になる。