ルーキーに5月病の心配なし-。社会人野球の七十七銀行(宮城)が8日、東北福祉大と仙台市の同大野球場でオープン戦を行った。0-0で引き分けたが今季新加入の左腕、早瀬友則投手(22=苫小牧駒大)が7回から2番手で登板し、2回を無安打無失点と好投。東北社会人野球の春を告げる15日開幕のJABA東北大会(~18日、仙台市民球場ほか)では、早瀬ら4人の新人が一気にブレークしそうだ。

 入行から約1カ月がすぎ「5月病」の心配もされる社会人1年目の新人たち。そんな不安を吹き飛ばすように、七十七銀行のルーキーは元気な姿を見せた。村瀬公三監督(41)も「今年の新人は心配ない」と語るように、この日の試合では早瀬が好投。走者を出しても「粘れた。ストライクが先行して良かった」と早瀬は笑顔を見せた。白山啓太捕手(22=立正大)も8回からマスクをかぶり、バント処理など軽快な動きを見せた。

 同行新人は「仕事と野球の両立」を村瀬監督から口酸っぱく言われる。シーズン中は午前中に仕事、午後は2時から練習する毎日。この日出場のなかった小林敦投手(22=東海大)、三浦一磨外野手(22=東日本国際大)も含め、それぞれの配属先で奮闘中だ。まだ「慣れない」と苦笑いする4人だが「野球(人生)が終わっても仕事はずっと続けていくのだから」(三浦)「ほかの人より少ない勤務時間の中で、たくさんのことを覚えないと」(白山)と決して仕事を、おろそかにはしていない。

 15日から、今季地元での初公式戦となるJABA東北大会がある。優勝すれば11月の日本選手権の出場権を得る。「1試合でも多く投げて勝利に貢献を」と最速148キロ右腕の小林。仕事とは、ひと味違う姿を4人が見せる。【清水智彦】