<仙台6大学野球:東北学院大10-3宮城教育大>◇第4節最終日◇14日◇仙台市青葉区・東北福祉大球場
東北学院大エース阿部博文(3年=宮城・利府)が先輩の西武岸孝之(24)の記録に並んだ。3戦勝負に持ち込まれた宮城教育大戦に中1日で先発。7安打3失点(自責点0)の10-3で8回コールド勝ちし、歴代7位タイとなる現役最多のリーグ通算23勝目を挙げた。岸が大学4年間で築いた記録を、3年半ばのシーズンで達成。来季、通算33勝のリーグ最多勝記録更新も現実味を帯びてきた。
東北学院大の阿部博が“想定外”の登板で、同じ宮城出身の先輩、岸と並ぶリーグ通算23勝目を挙げた。前日の第2戦は2-5の逆転負け。宮教大に87年秋以来22年ぶりの黒星を喫した。登板予定の無かった阿部博は「(前日7回に)逆転された時点で投げる準備はできていました。岸さんの記録は一つの目標にしていたのでうれしい。でも勝ち点を取れたことが何より」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
リーグ初勝利は岸より1シーズン遅い1年秋。岸が計45試合で築いた記録を39試合目で達成した。現時点で通算投球回数も自責点もほぼ同じ。足りないのは全国(神宮)経験だ。
6回表に味方失策からリズムを崩して3失点。だが今秋の自責点0は継続させた。1年秋以来2度目のベストナイン投手賞獲得も視野に入れる。この日、大リーグではマリナーズのイチローが9年連続200安打を達成。同じ日に節目の記録をマークした阿部博は「まねの出来ないすごい記録。忘れられない記念になりました」と笑顔を見せた。
次戦Aクラス同士のつぶしあいになる仙台大初戦(19日)には中4日で先発する。3戦勝負が多い阿部は「仙台大と東北福祉大から勝ち点を取りたい。できれば2戦勝負で決めたい」とチーム最優先を強調した。【佐々木雄高】



