「佑ちゃんVSキューバ」が実現する。今夏日本で初開催する第5回世界大学野球選手権(7月30~8月7日、神宮、横浜ほか)に、前回大会(08年)欠場のキューバが2大会ぶりに出場することが22日、分かった。キューバ代表チームの来日は、04年7月に長嶋ジャパンがアテネ五輪前の壮行試合を行って以来。大学日本代表は早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)、最速154キロ右腕の同・大石達也投手(4年=福岡大大濠)、156キロ右腕、中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)ら今秋ドラフトの目玉のメンバー入りが濃厚。「ハンカチ世代」一丸で、最強アマ軍団に挑む。
大会開幕まで約3カ月となったところで、「赤い稲妻」キューバの電撃参戦が決定した。日本が決勝で米国に敗れ、銀メダルを獲得した08年大会(チェコ)は、北京五輪直前だったことなどの国内事情で欠場。第1回大会から2度出場し、金メダル(02年)、3位(06年)。最強アマ軍団が8年ぶりの大学世界一を目指して、日本に乗り込んでくる。
キューバ代表チームの来日は、長嶋ジャパンが04年7月に東京ドームで壮行試合を行って以来になる。世界大学野球選手権の出場資格は、28歳以下の規定がある。キューバ代表の詳細は直前までベールに包まれるが、大会関係者は「ほぼフル代表に近いチームになる可能性が高い。国際試合は勝ちにくるのがキューバ」と見通しを示した。
対する日本は、早大・斎藤、大石、中大・沢村らのメンバー入りが決定的だ。大学日本代表はキューバに3戦3敗と勝利の経験がない。08年大会もエースとして銀メダルに貢献した斎藤だが、キューバとの対戦は初。日本は過去4大会、銅→銀→4位→銀の成績で、地元開催となる今大会は、初の金メダルがかかる。大学日本代表メンバーは6月の選考合宿を経て正式決定する。すでに榎本保監督(54=近大)は開幕投手は斎藤に任せる青写真を公言するなど、期待は大きい。
現在エントリーが決定しているのはキューバの他に、米国、韓国、台湾など8カ国。大会参加を検討している国を含めて、最終的には8~11カ国で2組の予選リーグを行い、上位2チームが準決勝、決勝と進む見込みだ。斎藤は米国と対戦した08年大会決勝は登板がなかった。敗戦後は悔し涙を流し「2年後は優勝したい」と誓った。
キューバ、米国の両雄がそろうのは06年大会以来になる。同大会の大学日本代表は西武岸、ソフトバンク大隣、巨人長野らを擁したが、4位に終わった。「松坂世代」以来の豊作といわれる斎藤ら「ハンカチ世代」。大学最後の夏に、真の世界一を取りにいく。




