野球の第27回U18(18歳以下)ワールドカップに出場した東北勢5人が、決勝から一夜明けた7日、日本代表の解団式に出席し、長い夏を終えた。

 成田翔(かける、3年=秋田商)は2戦5回を投げ無失点。「自分のピッチングが通用することが分かった。自信になりました」と大きな収穫を得た。「頂点に立つことは難しいとあらためて感じた」。経験を仲間に伝え、今月末の国体に向け練習を続ける。色白で端正なマスクの代表きってのイケメン。練習でも試合でも「かけるくーん」とスタンドから黄色い声援を受け、宿舎にもファンレターが届くアイドル的存在だった。プロを目指すか、社会人に行くか心は揺れる。「帰ってから考えます」と明言は避けた。