<国体高校野球:徳島商3-2東洋大姫路>◇2日◇1回戦◇山口・ユーピーアールスタジアム

 開幕戦で徳島商(徳島)が東洋大姫路(兵庫)を3-2で下した。徳島商は最速148キロ右腕の龍田祐貴(3年)が、11安打を浴びながら9回7奪三振2失点で完投勝ち。今夏の甲子園で3回戦敗退後、実戦マウンドは後輩との紅白戦だけで「7回くらいに初めて肩が重くなった(笑い)。ほとんど練習してないので『楽しむ』をテーマに投げました」と笑顔で話した。

 敗れた東洋大姫路は、最速147キロの右腕エース原樹理(3年)が完投。8回8安打3失点で高校最後の公式戦を終え「練習不足で試合前はコールド負けするかと思ったけど、納得のいくピッチングで終われたと思う」と晴れやかだった。