広陵安定投手力中田1失点完投/高校野球
<高校野球・春季広島大会:如水館1-3広陵>◇11日◇福山市民球場◇準決勝
昨夏甲子園準Vの広陵は3-1で如水館を下して決勝に進出。決勝戦は17日に同球場で行われ、優勝校は6月に山口県での春季中国地区高校野球大会に出場する。【佐藤貴洋】
新エースがマウンドで躍動した。最後の打者を得意の直球で空振り三振に仕留めると、広陵の先発右腕・中田(3年)の表情が一気に和らいだ。9回1死から3連打で1点を失い完封を逃すも、公式戦初の完投勝利に自然と笑みがこぼれた。前田(3年)森宗(3年)とともに広陵3本柱の1人だが、エースの座は目前に迫っている。中井監督を交えた4人での話し合いで「現時点で最も調子が良い」と満場一致でこの日の先発を託された。
ここまで危なげない試合運びで4強進出の広陵が、序盤からペースを握った。2回、如水館先発の中間(3年)を攻める。安打と死球で1死一、二塁とし、8番川口(3年)が左中間を深々と破る2点適時打。敵失も絡み、この回3得点で試合の流れを呼び込んだ。
序盤の3点で中田も加速。右打者には真っすぐで、左打者にはチェンジアップで三振の山を築いた。年下女房役の石畑(2年)が二盗を3度阻止する援護もあり、先発の役目をまっとうした。「最後は焦りもあったが、自信になった」と中田。昨夏甲子園準Vの広陵が、夏本番前となる春に、しっかりと決勝に駒を進めた。
[2008年5月12日11時20分 紙面から]
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