日本高野連と全日本大学野球連盟は15日、プロ入りを希望する選手に義務付けた「プロ野球志望届」の提出を締め切り、同日までに201人(高校94人、大学107人=15日午後5時現在)の届け出があったと発表した。未提出者は30日のドラフト会議で指名を受けることができない。

 高校では東海大への進学が内定していた東海大相模(神奈川)大田泰示内野手(3年)が、最終日に一転してプロ希望を表明。早くも6球団以上のスカウトから問い合わせが届いた。門馬敬治監督(38)は「志望届を出すということは12球団フルゲートになる」としながら、希望球団については「彼の中ではあって当然」と話した。その上で「進学する可能性もある」と、指名球団によってはプロ入り拒否する可能性を示した。

 大田は「見ていてプレーがきれいな、華のある選手になりたい」。あこがれの選手には「辰徳さん。人間として尊敬しています」と同校OBの巨人原監督を挙げた。意中の球団以外に指名された場合は「その時になってみないと分からないけど、プロでやりたいという気持ちはある」と胸中を明かした。

 大学では早大・上本、松本、東洋大・大野、近大・巽、亜大・岩本らが上位候補に挙がっている。