<高校野球・春季山形県大会:日大山形10-2鶴岡東>◇24日◇決勝、3位決定戦◇新庄市民球場

 日大山形が、3年ぶり25回目の東北大会出場を決めた。3位決定戦で鶴岡東に10-2(8回コールド)で快勝。今大会初出場の安部隆太捕手(2年)が2安打4打点と活躍し、チームを勝利に導いた。決勝は、羽黒が14-1で昨年春夏秋王者の酒田南を破り、5年ぶり7度目の優勝を飾った。

 2年生捕手の独壇場だった。2番安部が先制二塁打を含む4打点で主役となった。女房役としてもエース菅井貴史(3年)を好リード。不調に気付くと、スライダー中心でカウントを整えた。さらに返球やサイン出しのテンポを上げ、試合をコントロールした。

 昨秋の県大会初戦。1年生捕手・安部で臨み鶴岡東に0-4で敗北。先発マスクを軽部浩平(3年)に奪われた。「自分のリードで負けた」と配球技術が書かれた本を3冊購入。電車に揺られる片道50分間の通学時も読みふけり、配球の研究をした。「今日は安部、安部、安部」と荒木準也監督(37)。軽部の打撃不振で回ってきたチャンスをものにし安部は「借りを返せた。夏までには背番号2を奪いたい」と力強かった。

 チームも、前日の酒田南戦では8安打無得点だったが、この日は12安打10得点と修正。東北大会に弾みをつけた。【三須一紀】