<センバツ高校野球:組み合わせ抽選会>◇15日◇大阪・オーバルホール

 第83回選抜高校野球大会(23日開幕予定、甲子園)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市内で行われ、北海(北海道)は初日23日の第3試合で初出場の創志学園(岡山)と対戦することが決まった。創部1年目に甲子園切符を手にした新鋭に対し、創部110年目で16年ぶり12度目の出場をつかんだ古豪が、伝統校の意地で23年ぶりの勝利を目指す。大会開催は、18日の日本高野連の臨時運営委員会で最終決定する。

 抽選を終えた北海の西尾匡人主将(3年)は、落ち着いた表情で組み合わせを振り返った。初戦は大会初日の第3試合。「少しビックリしたけど、これまでも遅い時間帯の試合は得意だった。いつものように自分たちの野球をしたい」と、気持ちを引き締めた。

 相手の創志学園は創部1年目で甲子園出場を決め勢いがある。メンバー全員が新2年生で、05年春甲子園に神村学園(鹿児島)を率いて準優勝した長沢宏行監督(57)が指導する。相手の印象について北海の平川敦監督(39)は「まだ決まったばかりなので分からないが、長沢監督のチーム。かなりの力はあると思う」と警戒した。

 創志学園の昨秋公式戦チーム打率は2割5分9厘だが、計12試合で盗塁17個を記録し、小技を絡めた機動力野球が持ち味だ。平川監督は「創部1年目の学校だとは思っていない。長沢さんは実績のある監督だし足を使うイメージがある。うちのバッテリーを中心に守っていきたい」と話した。

 フレッシュな新2年生軍団に対し、北海は創部110年目で春夏通算46度目の甲子園をつかんだ伝統校。23年ぶりセンバツ勝利を願うOBの期待も高く、西尾主将は「相手はどこであろうと変わらない。自分たちの野球ができれば勝てると思う」と、自信をのぞかせた。守備重視のスタイルで、甲子園が舞台となってもやることは変わらない。

 東日本大震災の影響でチーム本隊の関西入りが先延ばしになっていたが、今日16日に移動する。到着後すぐに、奈良大付と練習試合を行うなど、実戦感覚を磨いて本番に備える。大会開催の最終決定は18日になるが、平川監督は「やることになれば一生懸命な姿を見せたい」と初戦を見据えていた。【石井克】