選抜高校野球で1回戦を突破した北海(北海道)の4番川越誠司右翼手(3年)が25日、大阪・伊丹スポーツセンター野球場で行われた練習に復帰した。前日は37度の微熱があり、途中でリタイアしたが、この日は午後3時から約2時間、ストレッチ、守備、フリー打撃とフルメニューをこなした。1回戦の創志学園(岡山)戦では決勝の本塁打を放った貴重な打線の主軸が、28日の2回戦天理(奈良)戦へ全快をアピールした。
川越は「風邪はめったに引かないのですが、きのうまで頭痛があって、もう大丈夫です」と言葉にも力がこもっていた。同じく前日、左脚に痛みがあり練習を休んだ森貴弘遊撃手や多間泰介三塁手(ともに3年)らと時折、笑顔で言葉を交わしていた。平川敦監督(39)は「16日に大阪に入り、寒さや緊張などで疲労が蓄積されたせいもあります。ベンチメンバーは全員、回復しました」と安堵(あんど)した。
食欲も落ちていたが、24日夜にはいつものご飯3杯を平らげた。天理戦について「相手は打線が好調ですが、自分たちは守りからリズムをつくっていきます」と話した。打線の主軸が戻り、不安材料の1つが解消された。【中尾猛】

