ヤクルトが継投での無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成した。レギュラーシーズンではプロ野球6度目で、外国人投手のみでの達成は史上初。連敗も6でストップし、貯金を2に戻した。

先発のナッシュ・ウォルターズ投手(29)は来日初勝利をメモリアルな形で飾った。7回無安打無失点の好投。その後は、ヘスス・リランソ投手(31)が8回、ホセ・キハダ投手(30)が9回を無安打無失点でつないだ。

ウォルターズは「まずそういった記録がつくれたことはすごく幸せですし、光栄です。それプラスで、今日投げてくれたリランソ選手、キハダ選手は本当にすごくいい素晴らしい選手たちなので、その2人と記録をつくれたことがうれしいです」と喜んだ。

最愛のパートナーにささげる快投にもなった。この日は、妻も観戦に訪れていたといい「彼女は常に自分の最大の支援者ですし、常に自分の最高のパートナー。自分の野球を後押しして、日本でやるっていうのもすごく後押ししてきてくれた。彼女がいなかったらこういう風な成功もない」と感謝した。

◆ナッシュ・ウォルターズ 1997年5月18日生まれ、米国出身。リンデール高から15年の大リーグドラフト3巡目でブルワーズ入団。大リーグでは22年エンゼルスで1試合に投げ、勝敗なし。昨季は中日でプレーし、救援で3試合に投げ勝敗なし、5回を投げ無失点。昨年オフに中日を自由契約となり、ヤクルト入団。今季は4月17日巨人戦、5月3日DeNA戦に先発して2戦2敗だった。195センチ、102キロ、右投げ右打ち。

▼ヤクルトがウォルターズ、リランソ、キハダの3人でノーヒットノーランを達成。公式戦で継投による無安打無得点は21年8月15日ソフトバンク以来6度目(日本シリーズでは07年<5>戦の中日が記録)。セ・リーグでは17年6月14日巨人以来2度目で、ヤクルトでは初。今回のように外国人投手だけの継投で達成は史上初めてだ。先発したウォルターズは通算6試合目の登板で来日初勝利。継投によるノーヒットノーランで初勝利を挙げたのは、41年8月2日の江田(阪急)以来85年ぶり。ちなみに、無安打無得点で初勝利を挙げたのは65年外木場(広島)と87年近藤(中日)の2人がおり、外国人投手ではまだいない。

▼ヤクルト池山監督(ウォルターズについて)「本当に素晴らしい投球。(7回2死一塁のマウンドで)100球近くなって2アウトで、継投でマウンドに行ったけど、バッテリーが『もう1人いきます』と言ってくれたので、7回投げきることができました」

▼ヤクルト山野辺(2回2死二塁から先制の適時三塁打)「ナッシュ(ウォルターズ)がバントしてくれたんで、言葉はわからないですけど気持ちは伝わった。ランナーが出た後に(マウンドで)『あなたはできる』と声をかけた」

ヤクルト古賀(3投手をリードし継投でのノーヒットノーラン達成)「打たれてる打たれていないは考えずに。なんとしても勝ちたいというのがあったので。ゼロで抑えられれば負けることはないと思っていたので、まずはそこにフォーカスしてリードしてました」

▼ヤクルト・リランソ(8回に登板し3者凡退。継投ノーヒットノーランに)「一番は神様に感謝して記録をつくれたことに感謝しています。きょうの主役はウォルターズ選手なので、そこにも貢献できたのがシンプルにうれしい」

▼ヤクルト・キハダ(史上初の外国人投手のみでの継投ノーヒットノーランに)「そういった記録がつくれてすごく幸せです」

▼ヤクルト古賀(3投手をリードし継投でのノーヒットノーラン達成)「打たれている、打たれていないは考えずに。なんとしても勝ちたいというのがあったので。ゼロで抑えられれば負けることはないと思っていたので、まずはそこにフォーカスしてリードしていました」

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