<春季高校野球埼玉県大会:浦和学院4-3栄北>◇25日◇県営大宮

 昨春センバツで日本一に輝いた浦和学院(埼玉)の小島和哉投手(3年)が、昨年9月26日以来の公式戦登板で、勝利をつかんだ。春季高校野球埼玉大会が25日に開幕し、浦和学院は県営大宮球場で行われた栄北戦に勝利した。

 「6番右翼」で先発した小島は、2点リードの5回2死一、二塁のピンチで登板。左越えに同点適時二塁打を浴びたが、6回以降は無失点に抑えて勝利を呼び込んだ。「打てるチームではないし、どれだけピッチャーが抑えられるか。危うく負けるところでした」と反省。左肩痛の影響などで実戦から遠ざかり、本調子ではない中、最速140キロで2安打に抑えた。巨人、阪神など5球団が視察した。