東海大相模(神奈川)のドラフト上位候補右腕、一二三慎太投手(3年)が、今季初の「4番投手」で完投した。15日、横浜市の横浜商大グラウンドで同大とオープン戦を行い、6-6で引き分けた。ソフトバンク、阪神、横浜のスカウトが視察する中、最速139キロで完投。4失策が絡み、6失点ながら自責点は3点だった。

 14日は3回5失点と、疲労はピークの中、志願の完投だった。昨秋の練習試合以来という4番では二塁打を放った。甲子園でも「打ちたい気持ちはある」と色気を見せる。オフ期間はべースの四隅に置いたボールを目がけた投球でコントロールを磨いた。初戦の相手、自由ケ丘(福岡)はユーチューブで研究を続ける。16日に大阪入りする。