東海大相模の主砲大田61号/北神奈川大会
<高校野球北神奈川大会:東海大相模6-1大和南>◇20日◇3回戦
プロ注目のスラッガー、東海大相模(北神奈川)の大田泰示遊撃手(3年)が待望の1発を放った。大和南戦の7回に通算61号となるソロアーチをかけた。今大会は2試合で8打数6安打。主砲の爆発でチームも順当に3回戦を突破した。
東海大相模の主砲大田は大和南の1年生・塚平大貴の投じた2球目、内角高めの直球を逃さなかった。7回1死無走者。その瞬間、打球はライナーとなって左翼スタンドに消えた。詰まり気味ながら、推定飛距離は120メートル。大田は「1点ほしいところで打てた。攻撃を勢いづけられてよかった」。今大会1号、通算61号だった。
第1打席から積極的に打ちに行き、結果を出した。初回に左二塁打、3回には左前打。1年から大田をマークしている日本ハム大渕スカウトは「3月以降、打撃の強引さが消えてやわらかくなった。技術が向上している」と成長を認めた。ヤクルト宮本スカウトは1発を目の当たりにして「ほれ直した」。そして、こう付け加えた。「これだったらもう(プロで)やれるんじゃないかな」。
こんな周囲の高い評価にも大田に笑顔はなかった。「打ちたい、打たなければという意識が先にきて、力みがある」と反省の弁だった。2試合合計で8打数6安打。この日はあと三塁打が出ていればサイクルヒットというのに、その内容には納得していない。門馬敬治監督も、大田を含めた打線について「消化不良。今日も打線に勢いがつかなかった」と硬さを指摘した。
優勝候補のプレッシャー、さらに大田には主将という立場もある。常にナインに声をかけ、積極プレーを心がける。「本塁打もいいですが、勝利することがうれしい。主将なんだということだけは忘れずに臨みたい」と大田。勝利優先というが、このスラッガーのバットが爆発すれば甲子園は確実に近づいてくる。
[2008年7月21日15時35分 紙面から]
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