<高校野球北北海道大会>◇6月30日◇空知地区1回戦
空知地区で、滝川西が「ストップ駒岩」の1番手に名乗りを上げた。岩見沢農に8-0の7回コールドで快勝。初回に2死無走者から長短5安打を集め一挙5得点。投げてはエース三浦大樹(3年)が2安打無失点で、今日1日の駒大岩見沢戦に弾みを付けた。3年連続の北北海道大会(17日開幕、旭川スタルヒン)進出を視野に入れ、同地区で無傷の23連勝中の強敵に挑む。
滝川西ナインは、勝利の校歌を口ずさみながら、1つの使命が明確になった。「打倒駒大岩見沢」。2安打の好投だったエース三浦大樹(3年)は「駒沢にはこの地区を取られているので、そろそろ自分たちが」。1日の大一番へ、弾みの1勝だった。
初回2死から打線が活発に白球を飛ばした。無走者から3番井上翔太右翼手(3年)が右中間を破り、相手の中継プレーが乱れる間に一気にホームイン(記録ランニング本塁打)。その後、3者連続三塁打など一挙に5点を先制。主戦の三浦は29日に昨秋に敗れた岩見沢農戦のビデオを見て奮い立ち、雪辱した。
今春は地区初戦敗退で、これが今年の初勝利。それでも喜び一瞬で満足感はない。山田絋史主将(3年)は「この初戦から準決勝、決勝の意識で戦おうと考えていた。本当の敵は駒沢、倒すために油断はしていられない」と力を込めた。チーム内の意識は一点に集約された。
激突する駒大岩見沢は、地区再編で空知地区に入った07年春以降、地区で無敗の23連勝中。昨春の地区予選では延長13回の0-1で惜敗し、当時のメンバーも残る。中川修司監督(41)は「うちはチャレンジャー、挑戦権をもらったので胸を借りて当たって砕けろしかない」と話した。
春以降、1人500スイングをメドに打撃を強化。今大会の組み合わせ決定時には「くじは100点」と望んでいた駒大岩見沢戦を迎える。「ここで倒したら怖いものはない。逆に倒せなかったら北大会でも勝てない」と山田主将。98年以来遠ざかっている夏甲子園へ、大きな壁にぶつかっていく。【村上秀明】


