<高校野球滋賀大会>◇28日◇準決勝

 滋賀学園が4-3で北大津を破り創部11年目で悲願に王手をかけた。1点を追う9回、無死一塁から代打芝田桜次郎(2年)の右越え二塁打で同点。なおも無死満塁として、2番森裕紀(3年)の右犠飛で勝負を決めた。芝田は「一塁ランナーが、とにかくホームまで走ってくれと思った」。女子校から共学化した99年に創部。山口達也監督(38)は「最初は未経験者も多く、テレビの『ルーキーズ』の世界でした。決勝は近江さんに飲まれないようにしたい」と春夏初の甲子園へ気合を込めた。