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171cm明豊今宮150キロ連発/夏の甲子園

試合後、握手を交わす花巻東・菊池雄(左)と明豊・今宮
試合後、握手を交わす花巻東・菊池雄(左)と明豊・今宮

<全国高校野球選手権:花巻東7-6明豊>◇21日◇準々決勝

 プロ注目右腕、明豊(大分)の今宮健太(3年)は最後まで胸を張り、泣きじゃくる後輩をなぐさめた。同点の10回2死二塁から中前適時打を浴び勝ち越された。「悔いを残したくなかったので直球で勝負しました。相手打者が上でした」と素直に負けを認めた。

 先発し3回1/3を4失点で三塁へ回ったが、同点となった9回1死三塁で再びマウンドに戻った。3球目に自己最速の154キロをマーク。次打者にも初球から5球連続で150キロ台を計測し、連続三振でピンチを切り抜けた。「スピードは意識してなかった」。球場表示では花巻東(岩手)菊池雄星(3年)に並んだことにも気づかなかった。

 打者として菊池との勝負は2打数無安打。センバツで花巻東に敗れてから、リベンジだけを考えて練習してきた。センバツのビデオを何度も見返し、フリー打撃では常に左投手を打った。8メートルの位置から投げさせて速球に慣れる練習もしてきた。「菊池君は初回から球がきてなかった。本当は9回まで勝負したかった」と勝負に心残りはある。

 それでも171センチ71キロの小柄な体で3度、甲子園のマウンドを踏んだ。全国トップのチームとの対戦が成長させた。「こんなチビでも150キロを出せるのを証明したかった」。甲子園に衝撃を残し、今宮が最後の夏に幕を下ろした。【前田泰子】

 [2009年8月22日9時53分 紙面から]


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