ジャイアンツに移籍した青木宣親外野手(33)が24日、なごやかムードでメジャー4年目のキャンプインを迎えた。ロイヤルズ時代の昨年11月、ワールドシリーズで世界一を阻まれたジ軍入り。4カ月を経ていざ懐に飛び込むと、歓迎ムード一色だった。隣のロッカーはブルワーズ時代の元同僚で日系4世のイシカワ、フリー打撃の投手役はヤクルトの大先輩でもあるミューレン打撃コーチだった。他の選手からも「優勝リングが取れなくて残念だったな」とイジられ、「そういう会話も楽しかった。本当に気持ちよく練習できました」と目を輝かせた。

 また1月の入団会見では、通算18打数無安打と「天敵」の左腕バムガーナーに「プロレスの技をかけたいと思います」とジョークを飛ばしていたが、これを聞いたペンスから「その前にオレと戦え」と挑戦状をもらった。バムガーナーからは「プロレスじゃなくて棒で戦いを挑まれた」といい、「ちょっとデカすぎてひるみました」と打ち解けていた。(スコッツデール=佐藤直子通信員)