13日インディアンス戦で左太ももの張りを訴えたカブス和田毅投手(34)が、開幕に間に合わない可能性が高まった。一夜明けた14日、MRI検査の結果やチーム方針は発表されていない中、「まだ検査結果が出てないので、今は何とも言いようがない」と話しつつ、開幕ベンチについて「難しいのかもしれない。完全に治さないといけない」と覚悟を示した。

 4人目の打者に投げた際、患部から「グチャって音がした」という。8日も同様の症状で降板していただけに「ダメだ。絶対に投げない方がいいと思った」。だが、歩行に支障はなく「(前回より)症状としては軽い。全然痛くない」と首をかしげる。「去年はできなかったことが今できるから、今まで弱かった部分に負荷が掛かっているのかも。そこが強くなれば、去年以上、想像以上の球が投げられると思う」と悲観はしていない。まずは左太ももの完治を目指していく。(メサ=佐藤直子通信員)