右手首の炎症と前腕の張りのため故障者リスト(DL)入りしているヤンキース田中将大投手(26)が、傘下3Aスクラントンのダーラム戦で1度目のリハビリ登板を行い、3回を2安打無失点と好投した。

 1回は先頭を1球で簡単に中飛に打ち取った後、次打者には速球を右翼線へ二塁打されたが、それ以降は打者7人を連続凡退。3回先頭からは2者連続三振を奪った。3回まで打者11人に対し41球を投げ、2安打、無四球、2三振で無失点だった。速球は、最速148キロを出した。

 田中は4月28日にDL入りし、今月12日からブルペンでの投球練習を開始。この日の登板は4月23日のタイガース戦以来、28日の実戦だった。

 田中は「1つ1つ球に関しては、完璧ではもちろんないですけど、その中でしっかり投げられたと思いますし、フォーシームでポップフライに結構打ち取っていたので、真っすぐでも結構圧せてたのかなと。真っすぐしか待っていないようなバッターに対してそういう投球できたのはよかったと思います」と話した。