右手首痛などで故障者リスト(DL)入りしていたヤンキース田中将大投手(26)が、マリナーズ戦で4月23日以来41日ぶりに先発復帰し、7回をわずか78球、3安打1失点無四球9奪三振。メジャーで自己最速タイとなる時速96マイル(約154キロ)をマークするなど、文句なしの内容で今季3勝目(1敗)を挙げた。

 -これぞプロの投球

 田中 すみません、今までアマチュアで(笑い)。今日はすごく良かったですけど、また次どうなるか分からないので。今日良かったところは良かったところで、しっかり次につなげたい。守備に助けられた部分もたくさんあって、リズムに乗っていけた。

 -3回に1失点

 田中 試合中でも自分で整理がつき、引きずらずに投げることができました。

 -試合前の気持ち

 田中 特別緊張感もなく。チームは昨日、一昨日と勝っていたので、なんとか今日も勝ってニューヨークに帰るぞという気持ちではいました。

 -内角を突く配球が多かった

 田中 公式戦で初めて違う捕手と組んだマーフィーがそういう配球をしてくれた。相手はマキャンと組んでるデータしかないでしょうし。いいところにきっちりと投げ切れたというのも大きいです。

 -球数が決められた中での難しさは

 田中 長いイニングを投げるのは理想。そこに固執しすぎて投げるのが一番良くない。結果的に、相手が早い段階から打って凡打にしたりで、7回投げ切れたのは最高だったんじゃないですかね。流れ的には。