米国の野球殿堂入り式典が26日、ニューヨーク州クーパーズタウンで行われ、ダイヤモンドバックスなどで通算303勝を挙げたランディ・ジョンソン氏らが表彰を受けた。

 208センチの長身から繰り出す剛速球で歴代2位の通算4875三振を奪ったジョンソン氏は、2009年の現役引退後は写真家としても知られている。スピーチでは米軍の慰問団体の一員としてアフガニスタンなどを訪れたことを話すと、聴衆から大きな拍手を浴びた。

 壇上ではカメラを手にし、マルティネス氏がスピーチする様子を撮影する姿も。「ビッグユニット(巨大な物体)」の愛称で打者から恐れられた左腕は白球をカメラに持ち替え、第二の人生も充実した時間を過ごしているようだ。

 現在はダイヤモンドバックス球団社長の特別補佐も務めており、8月に訪日してプロ野球の視察などを行う予定だ。