カージナルスはプレーオフ初出場2人の一発攻勢で勝負を決めた。

 1-0の8回、昨季デビューの代打パームがレスターから左越えにソロを放ち「子どものころからの夢だった。言葉で説明できない」と感激に浸る。1死二塁では代わったばかりの2番手から新人ピスコティが左翼席へ運び「満員のファンの前で特別な一打。これから長い間、記憶に残る」と喜びをかみしめた。

 カージナルスはチーム本塁打が30球団中25位で、破壊力不足が心配されていた。マシーニー監督は「パームはいい仕事をしてくれた。ピスコティはこれぐらいの才能はある」と話した。